2012.09.05
トヨタ輸送 宮城物流センター開設
昨年の東日本大震災の影響により、トヨタ輸送グループ各社が仙台港近隣において大きな被害を及ぼしたことを受け、自然災害、特に地震・津波に対する「グループ社員とその家族の安全確保」は何にもまして優先すべき課題であると強く認識し、「港湾地区」における物流オペレーションのあり方を抜本的に見直すこととなりました。
その後、関係各社とともに議論を重ねた結果、津波からの被害を回避し、確実に「人の安全」が最優先できる物流体制を構築するためには、オペレーションの基点を従来の「港湾地区」(仙台港)から「内陸地」へと移行することが必要不可欠であると考え、この度、トヨタ自動車東日本 宮城大衡工場隣接地にトヨタ輸送 宮城物流センターを開設致しました。
この物流センターは、当社とトヨタ協輸会3社(東奥陸送(株)、東北自動車輸送(株)、(株)マルノウチ)が共同で利用する「共同棟」をはじめ、当社の子会社であるトヨタ輸送東北センター(株)が新車点検作業や用品取り付け作業などを行なう「新点センター」機能も備わっています。
トヨタでは、東北地区を中部・九州に次ぐ第3の重要な国内生産拠点と位置づける中、今後、トヨタ輸送グループも、この東北地区において、トヨタの「生産」と「販売」を結ぶ「物流」という持ち場で、社会やお客様へより高いレベルでの物流サービスを提供し続けることで、トヨタグループ、更には地域社会へより一層、貢献していきたいと考えております。
![]() 設立地ロケーション |
![]() トヨタ輸送 宮城物流センター |
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